【技術士③】技術士コンピテンシー

前回の記事の続きです。

【技術士への道①】技術士とは何か - 土木狂日記

【技術士への道②】技術士法 - 土木狂日記

 

受験申込書類、筆記試験、口頭試験を通して、模範解答は必ずルールの範囲内にあります。まずはそのルールを理解することが最短ルートです。

前回の記事では技術士法を勉強しました。

技術士法をおさらいすると、

 

アピールすること

・適正に業務を遂行することができる(第一条)

・科学技術の向上と国民経済の発展に資することができる(第一条)

・専門的学識がある(第六条)

・高等の専門的応用能力がある(第六条)

守らなければいけないこと

・三義務二責務

 

となっていました。

次は実際の試験で何が問われるかを見るために、合否決定基準を見てみましょう。

 

○筆記試験

・必須科目(60%以上の得点 )

「技術部門」全般にわたる専門知識、応用能力、問題 解決能力及び課題遂行能力に関するもの
・選択科目(60%以上の得点 )
「選択科目」についての専門知識及び応用能力に関するもの 

「選択科目」についての問題解決能力及び課題遂行能力に関するもの 

〇口頭試験

技術士としての実務能力(60%以上の得点 ) 

コミュニケーション、リーダーシップ

評価、マネジメント 
技術士としての適格性(60%以上の得点 )

技術者倫理 

継続研さん 

 

これらの試問事項は技術士コンピテンシーから引用されています。

 

技術士に求められる資質能力(コンピテンシー

 

技術の高度化、統合化等に伴い、技術者に求められる資質能力はますます高度化、多様化している。
 これらの者が業務を履行するために、技術ごとの専門的な業務の性格・内容、業務上の立場は様々であるものの、(遅くとも)35歳程度の技術者が、技術士資格の取得を通じて、実務経験に基づく専門的学識及び高等の専門的応用能力を有し、かつ、豊かな創造性を持って複合的な問題を明確にして解決できる技術者(技術士)として活躍することが期待される。①
 このたび、技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)について、国際エンジニアリング連合(IEA)の「専門職としての知識・能力」(プロフェッショナル・コンピテンシー、PC)を踏まえながら、以下の通り、キーワードを挙げて示す。これらは、別の表現で言えば、技術士であれば最低限備えるべき資質能力である。
 技術士はこれらの資質能力をもとに、今後、業務履行上必要な知見を深め、技術を修得し資質向上を図るように、十分な継続研さん(CPD)を行うことが求められる。

 

 専門的学識
技術士が専門とする技術分野(技術部門)の業務に必要な、技術部門全般にわたる専門知識及び選択科目に関する専門知識を理解し応用すること。
技術士の業務に必要な、我が国固有の法令等の制度及び社会・自然条件等に関する専門知識を理解し応用すること。


 問題解決
業務遂行上直面する複合的な問題に対して、これらの内容を明確にし、調査し、これらの背景に潜在する問題発生要因や制約要因を抽出し分析すること。
複合的な問題に関して、相反する要求事項(必要性、機能性、技術的実現性、安全性、経済性等)、それらによって及ぼされる影響の重要度を考慮した上で、複数の選択肢を提起し、これらを踏まえた解決策を合理的に提案し、又は改善すること。


 マネジメント
業務の計画・実行・検証・是正(変更)等の過程において、品質、コスト、納期及び生産性とリスク対応に関する要求事項、又は成果物(製品、システム、施設、プロジェクト、サービス等)に係る要求事項の特性(必要性、機能性、技術的実現性、安全性、経済性等)を満たすことを目的として、人員・設備・金銭・情報等の資源を配分すること。


 評価
業務遂行上の各段階における結果、最終的に得られる成果やその波及効果を評価し、次段階や別の業務の改善に資すること。


 コミュニケーション
業務履行上、口頭や文書等の方法を通じて、雇用者、上司や同僚、クライアントやユーザー等多様な関係者との間で、明確かつ効果的な意思疎通を行うこと。
海外における業務に携わる際は、一定の語学力による業務上必要な意思疎通に加え、現地の社会的文化的多様性を理解し関係者との間で可能な限り協調すること。


 リーダーシップ
業務遂行にあたり、明確なデザインと現場感覚を持ち、多様な関係者の利害等を調整し取りまとめることに努めること。
海外における業務に携わる際は、多様な価値観や能力を有する現地関係者とともに、プロジェクト等の事業や業務の遂行に努めること。


技術者倫理 
業務遂行にあたり、公衆の安全、健康及び福利を最優先に考慮した上で、社会、文化及び環境に対する影響を予見し、地球環境の保全等、次世代に渡る社会の持続性の確保に努め、技術士としての使命、社会的地位及び職責を自覚し、倫理的に行動すること。
業務履行上、関係法令等の制度が求めている事項を遵守すること。
業務履行上行う決定に際して、自らの業務及び責任の範囲を明確にし、これらの責任を負うこと。

 

という感じです。全部を覚える必要はありませんが、要所で確認することをお勧めします。

 

次回からは筆記試験対策を行って行きます。