アウトプットメモ

大豪院 邪鬼のメモです

総合技術監理部門 令和4年度 Ⅰ-1-3

※問題文及び正答は日本技術士会のホームページから確認してください。

解説

①及び②については、式(1)によって計算します。

単純移動平均は直近のデータも過去のデータも同等に扱い、過去の実績値を合計して期間で割るだけなので簡単です。

①3次という条件が与えられていますので、2期~4期の計3期の平均を算出します。

Flt+1=1/K(Y4+Y3+Y2)

Flt+1=1/3(258+310+340)

Flt+1=302.7

②4次という条件が与えられていますので、1期~4期の計3期の平均を算出します。

Flt+1=1/K(Y4+Y3+Y2+Y1)

Flt+1=1/4(258+310+340+360)=317

 

③~⑤については式(2)によって計算します。

指数平滑法による計算ですが、こちらも式自体は単純です。

 

③第4期予測値=定数α × 第3期実績値 + (1-定数α)×第3期予測値

FS4=0.3×310+(1-0.3)×354=340.8

④第5期予測値=定数α × 第4期実績値 + (1-定数α)×第4期予測値

FS5=0.3×258+(1-0.3)×340.8=315.96

⑤第3期予測値=定数α × 第2期実績値 + (1-定数α)×第2期予測値

354=0.3×340+(1-0.3)×FS2=360

参考

1) 【需要予測の基礎知識】指数平滑法、単純移動平均法、加重移動平均法をわかりやすく解説(SAP解説記事まとめページ