総合技術監理部門 令和3年度 Ⅰ-1-17
※問題文及び正答は日本技術士会のホームページから確認してください。
解説
追加されたデータ20個は全て偽陽性ですので、全数は4,500から4,520に、偽陽性は70から90に増加します。
この条件を基に評価指標の計算を行います。
・正解率=(真陽性+真陰性)/全数
データ追加前 (30+4,380)/4,500=0.980
データ追加後 (30+4,380)/4,520=0.976
・適合率=真陽性/(真陽性+偽陽性)
データ追加前 30/(30+70)=0.30
データ追加後 30/(30+90)=0.25
・再現率=真陽性/(真陽性+偽陰性)
データ追加前 30/(30+20)=0.60
データ追加後 変化無し
・F値=1/{(1/適合率+1/再現率)/2}
データ追加前 1/{(1/0.30+1/0.60)/2}=0.4
データ追加後 1/{(1/0.25+1/0.60)/2}=0.353
※調和平均=逆数の平均の逆数
参考
1) 2クラス混同行列とその評価指標〜再現率、適合率、F値、など〜(データサイエンス情報局)