アウトプットメモ

大豪院 邪鬼のメモです

総合技術監理部門 令和3年度 Ⅰ-1-33

※問題文及び正答は日本技術士会のホームページから確認してください。

解説

①問題文の通りです。

SDGs 実施指針改定版p1 序文 より

2016 年 12 月の SDGs 推進本部(以下「推進本部」)会合にて決定された SDGs 実施指針(以下「実施指針」)は、日本が 2030 アジェンダを実施し、2030 年までに日本の国内外においてSDGs を達成するための中長期的な国家戦略として位置づけられている。
~中略~
SDGs に係るこれらの国内外における最新の動向を踏まえ日本の取組の方向性を示すため、また、現行の実施指針において、最初の見直しを 2019 年までを目処に実施することとされていることも踏まえ、今般、時代に即した形で実施指針を改定することとした。

②問題文の通りです。

SDGs 実施指針改定版p2 現状の分析 より

SDGs を推進するためには、本指針のもと、政府が率先してリーダーシップをとり、各ステークホルダーの取組と連携・協力しながら、SDGs を自分事として捉える国民・市民一人ひとりの取組とつながり、相乗効果を生み出すことが不可欠である。こうした観点から、国内において SDGs を浸透させるため、SDGs の広報・啓発を重視してきている。具体的には、「ジャパン SDGs アワード」(2017 年 12 月~)や「SDGs 未来都市」及び「自治SDGs モデル事業」の選定(2018 年 6 月~)、「Japan SDGs Action Platform」の設置(2018 年 6 月~)を通じ、SDGs の具体的な活動の「見える化」及び後押しに努めてきた。

※ジャパンSDGsアワード=SDGsの達成に資する優れた取組を行う企業・団体等を表彰する制度。
SDGs未来都市=自治体によるSDGsの達成に向けた取組を公募し、優れた取組を提案する都市を「SDGs未来都市」として選定、自治SDGs推進関係省庁タスクフォースにより強力に支援する制度。

③問題文の通りです。

SDGs 実施指針改定版p4 ビジョンと優先課題 より

SDGs を達成するための取組を実施するに際しては、SDGs が経済、社会、環境の三側面を含むものであること、及びこれらの相互関連性を意識することが重要である。

SDGs 実施指針改定版p10  今後の推進体制より

現在、「新しい公共」すなわち、従来の行政機関ではなく、地域の住民やNPO等が、教育や子育て、まちづくり、防犯・防災、医療・福祉、消費者保護など身近な課題を解決するために活躍している。
協同組合をはじめ、地域の住民が共助の精神で参加する公共的な活動を担う民間主体が、各地域に山積する課題の解決に向けて、自立と共生を基本とする人間らしい社会を築き、地域の絆を再生し、SDGs へ貢献していくことが期待されている。

SDGs 実施指針改定版p12  今後の推進体制より

SDGs の認知度は年々向上しており、特に 10 代・20 代では認知度が大きく向上している。
他方、SDGs を認知していない層、認知はしているが具体的な行動に結びついていない層が半数以上を占めるとの調査結果もあり、広報・啓発活動の更なる強化を通じた認知度の向上と行動の促進、拡大、加速化につなげていくことが重要である。

参考

1) SDGs 実施指針改定版(SDGs 推進本部)

2) 持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けて日本が果たす役割(外務省 国際協力局 地球規模課題総括課)