【応用地形判読士 一次試験】2021午前 問9解説

※問題文は公式サイトから見てください。

地番沈下の観測に関する問題である。

 

地盤沈下の経年変化を観測する手段として、最も一般的なものは水準測量である。また、広範囲の観測には航空レーザ測量の使用も有効的である。

 

そのほかに、人工衛星に搭載した合成開口レーダ(SAR)のうち、干渉SARという技術を使用することによって地表面をcm単位で観測することができる。

 

車載写真レーザ測量は道路周辺の観測しかできないため、地盤沈下の観測には不向きである。

 

よって、正解は4

【応用地形判読士 一次試験】2021午前 問8解説

※問題文は公式サイトから見てください。

地球観測衛星に関する問題である。

 

太陽同期準回帰軌道とは、「太陽同期軌道」と「準回帰軌道」を組み合わせた軌道のことである。

太陽軌道とは、衛星と太陽の位置関係が常に同じになるように飛行することをいう。つまり、地上から観測すると毎回ほぼ同じ時刻に衛星を確認することができる。

この軌道で飛行すると、観測時の地球表面への太陽光の入射角が一定となるため、地球表面からの放射・反射量を正確に観測することができる。

 

準回帰軌道とは、衛星が地球を一周するたびに観測する地域が少しずつずれていき、数日後に再び同じ場所の上空に戻ってくる軌道のことである(地球上のほぼ全域を観測対象とすることができる)。

 

静止軌道とは、衛星が地球の自転と同じ向き、同じ速さで衛星が飛行することでを指す。地球から衛星を見た場合、衛星が同じ場所に止まっているようにみえる(同じ場所を連続的に観測できる)。

 

また、地球観測衛星に搭載されているセンサは、地上からの情報を受信する役割を担っている。その種類は光学センサとマイクロ波センサに大別される。

 

問題文が不親切ではあるが、正解は3

【応用地形判読士 一次試験】2021午前 問7解説

※問題文は公式サイトから見てください。

空中写真に関する問題である。

 

垂直空中写真は中心投影であり、高い建物などは主点を中心に放射状に倒れこむように写る。また、カメラから近いものは大きく、遠いものは小さく写る。

 

空中写真を地図に重ねるためには、複数の写真をつなぎ合わせて正射変換を行い、写真地図を作製する必要がある。

 

写真撮影の際は、作業規定の準則 第269条四項によると

同一コース内の隣接空中写真との重複度は60パーセント、隣接コースの空中写真との重複度は30パーセントを標準とする。ただし、地形等の状況及び用途によっては、同一コース内又は隣接コースのどちらについても、重複度を増加させることができる。 

となっている。

 

よって、正解は2

【応用地形判読士 一次試験】2021午前 問6解説

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地球楕円体、ジオイドに関する問題。測量士試験ではお馴染みの問題でとなっている。

 

ジオイドというのは、平均海面を仮想的に陸地へ延長した面のことである。標高の算出時にジオイドを用いることによって、重力の影響を考慮することができる。

 

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ジオイド

上図より、楕円体高=標高+ジオイド

よって、正解は1

【応用地形判読士 一次試験】2021午前 問5解説

 

※問題文は公式サイトから見てください。

地図記号に関する問題である。

 

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記念碑

石でできた記念碑を前から見た形とその影を記号にしたもの。

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老人ホーム

2006年(平成18年)から使用されている。小中学生にデザインを募集し、採用されたもの。杖をつくお年寄りが、安心してすごせる施設をイメージしたもの。

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裁判所

最高裁判所以外の裁判所を表す。むかし裁判所が裁判の内容などを立て札に立てて知らせていたことから、立て札の形を記号にしたもの。

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自然災害伝承碑

記念碑の記号に碑文を表す縦線を加えた形となっている。令和元年から使用されている。

 

よって、正解は4

【応用地形判読士 一次試験】2021午前 問4解説

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測地系に関する問題である。

 

我が国においては、従来、日本測地系と呼ばれる測地系を採用してきた。しかし、VLBIや人工衛星により地球規模の観測ができるようになり、地球全体に適合する必要があることから2002年4月1日から世界測地系日本測地系2000)を用いることとなった。

 

それに伴い、東経133度33分33秒 北緯33度33分33秒の位置は約445m南東へ移動した。

 

よって正解は2

【応用地形判読士 一次試験】2021午前 問3解説

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緯度に関する問題である。

 

緯度は、その地点における天頂の方向と赤道面とのなす角度で表される。赤道が緯度0度となり北を北緯、南を南緯といい北極・南極が90度となる。また北緯に+(プラス)、南緯に-(マイナス)を付けて表す場合もある。1度よりも細かい緯度は、1度=60分=3600秒と分割して表現する(0.1度は6分となる)。

 

地球の子午線周長は約40,008kmであるから、

緯度1度=約40,008km/360=約111km

緯度1分=約40,008km/(360×60)=約1.85km

緯度1秒=約40,008km/(360×60×60)=約0.03km=約30m

 

よって正解は2